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エレベーターリニューアルについて。 最近、エレベーターの部品供給停止が公になってきました。 メーカー各社ともに設置より25~30年経過したものについて、 順次部品の生産を終了する様子。 建物の資産価値を維持する上でも、非常に重要な懸案事項と なりつつあるのではないでしょうか。
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戸開走行保護装置

2009年9月28日に施行され、新たに加えられた
検査項目は全部で8項目(一部施行済みあり)

・駆動装置等の耐震対策
・戸開走行保護装置
・地震時等管制運転装置
・カゴの戸及び敷居
・カゴの照明装置
・カゴの非常救出装置
・施錠装置
・昇降路内及びピット内の耐震対策


中でも特筆すべきは、戸開走行保護装置でしょう。

2006年、東京港区の共同住宅におけるエレベーター
事故を契機として安全対策の強化を図ったもの。


戸開走行保護装置とは、
いわゆる「二重ブレーキ」のことです。

エレベーターの戸(ドア)は、人が乗る部分のカゴの戸(ドア)
と、各階にある乗り場の戸(ドア)とに分かれている。

通常、エレベーターが走行中に異常が発生し、乗り場のドアが
開くと緊急停止するようになっています。
数か所の乗り場ドアが開いたままエレベーターが走行していたら
とても危ないですよね。

映画ターミネーター2だったと思うのですが、未来からやって来た液体金属
のようなターミネーターが、シュワちゃんと母子二人の乗ったエレベーターを
襲うシーン。

悪ターミネーターがエレベーターの乗り場ドアを無理やりこじ開けて、
走行中のエレベーターのカゴ上に乗って襲ってましたね。

あのエレベーターが本当にあるとしたら、とんでもない不良製品です。
だって、乗り場ドアが異常に開いたにも関らず、普通に走行していたのですから。
本来、走行中に乗り場ドアを開けたら緊急停止しないといけません。

もうひとつは、定格速度を超えた場合の非常停止。
あの液体金属生命体は比重がとても高いと思われる。
そんなヤツが、乗り場ドアからカゴの上に飛び降りたら、
瞬間的に定格速度を超えて非常停止するはずです。

どちらも作動していないということになりますね(^^

余談になりましたが、

戸開走行保護装置とは、エレベーターの駆動装置や
制御器に故障が生じ、カゴ及び昇降路のすべての出入り口
の戸が閉じる前にカゴが昇降したときなどに、自動的に
カゴを制止する安全装置のことをいいます。

つまり、一つのブレーキに異常があっても、もう一つの
ブレーキで補おうというものです。



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既存不適格とは?

エレベーターの安全に係る技術基準の見直しが
行われ、建築基準施行規則及び建築基準施行令の
一部に改正が行われた場合、その施行日よりも前に
設置された設備については「適用していなくてもOKデス」、

現行の基準では「不適格」だけれど、「既存の設備については
OKデスヨ」というもの。

設置から25~30年を経過しているエレベーターについては、
ほぼ該当すると思われます。

また、新しくても、2009年9月28日よりも前に設置されたエレベーター
については既存不適格項目に該当する場合があります。

「不適格」ではあっても、通常の使用に影響を与えるものでは
ないので、高額な費用をかけて現行の基準に適合させる必要
もないと考えます。

リニューアルをおこなっても、現行の技術基準を満たさない限り、
この「既存不適格」項目は継続して残る形となります。

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